もくれんの映画と読書日記

趣味のかたよった読書と映画鑑賞の日記です。

2020-01-01から1年間の記事一覧

「ピッチ・ブラック」は暗闇の不安をあおってくる

ヴィン・ディーゼルの出世作。 内容はズバリ「エイリアン」。エイリアンは宇宙船の中という狭いエリアなので、緊迫感がすごいが、こちらは無人の星という設定。しかし、自由に動き回れないネックがこの映画のポイントととして存在する。そのポイントとは、日…

2人ともこのままカッコよく年とってね

ようやく「バッド・ボーイズ」を フォーライフまで見終えることができた。 劇場で観たらさぞかし迫力満点で楽しいことだろうと思うけど。DVDでも十分幸せ。映画を見れる時間がとれたというだけでも幸せ。 バッドボーイズ フォー・ライフ (吹替版) 発売日: 20…

セクシーなのにエロくない二人の女スパイ

「レッドスパロー」と「アトミックブロンド」 どちらもR指定のこの映画。どんなにエロカッコイイんだろとワクワクして見た。 結果、男が喜ぶエロさは無い。 絶妙なプロポーションと美しさに見とれてしまう、その戦いぶりに目を見張る、仮面のような顔に隠し…

久々に「怖っ…」と言葉が漏れ出たホラー

最近、自分にとってホラーは、喜びながら、笑いながら見るものになりつつあった昨今。 久々に食い入るように見入ってしまった。 これはなかなかキタぞ。 ジェーン・ドウの解剖(字幕版) 発売日: 2017/10/04 メディア: Prime Video 解剖室という密閉された空間…

新人刑事の視点で「デンゼル・ワシントン」の恐さを味わう

まったく別人の俳優さんが、頭の中でゴチャゴチャになり同一人物かしているという場合が時々ある。 私の場合、「デンゼル・ワシントン」と「ヴィン・ディーゼル」 全然違うだろ――と言われそう。確かにそう。「デ」の字がそれぞれ苗字と名前の頭についている…

じいさんばあさんが怖すぎるホラー映画5選

主役や中心人物である場合はなおさらのこと、一瞬しか出ないのに、その存在だけでものすごいインパクトを与えてくれるじーさんばーさんたちが、ホラー映画の中にはいる。 幽霊やゾンビよりも、場合によれば怖かったりする。幽霊やゾンビは不意打ちやヴィジア…

汚くて渋くて大人の男のスポコンコメディ

なかなか見る機会がない映画というのがある。 若い時は映画雑誌とか買いあさってむさぼり読んで、情報集めをしていたが、今はそういうヒマも根性もなく、のんびりとした映画好きな毎日を送っていると、向こうから強制的に宣伝をしてくれないと知らないまま過…

アメリカ版「学校の怪談」は「スケアリーストーリーズ」

“禁じられたベストセラーの映画化” なんてことを公式ホームページに書かれていたりすると、見ないわけにはいかない。 スケアリーストーリーズ 怖い本 Blu-ray通常版 発売日: 2020/07/03 メディア: Blu-ray ハロウィンの夜、3人の仲良し少年少女たち(中学生…

「SPY スパイ」はカッコいい男たちが色あせる

この映画の存在去年まで知らなかった。 日本未公開ということもあるのか、まったく自分の映画アンテナに引っかからなかった。 ジュードロウとジェイソンステイサムが共演しているスパイ映画なんて、絶対観ないと損でしょう! ということで見ました。 SPY/ス…

「マネーボール」でプロ野球に夢を見たい

野球ファンとしては、やはり見ておかなければなるまい。 マネーボール [Blu-ray] 発売日: 2012/03/21 メディア: Blu-ray メジャーリーグが舞台の映画は明るく華やかな表舞台のぶっ飛んだ話が多いイメージだけど、これは地味な裏側の話。 メジャーリーグの中…

ドクタースリープで映画を2本みた気分

2本の映画を合体させたような奇妙な構成で、評価が分かれるのもわかる気がする。 「シャイニング」の思い入れが激しい人、見たこと無い人、はるか昔に見たけどすっかり忘れちゃった人、だいたいそんな括りで評価が分かれがちだけど、これに関しては当てはま…

今更ながらバタリアンの意味を初めて知った。

今でもゾンビ映画の名作やランキングとなると、かなりの頻度で登場する「バタリアン」。 バタリアン [DVD] 発売日: 2004/04/02 メディア: DVD “オバタリアン”という当時の流行語の元となったことでも有名。この映画を初めてテレビで見たのは、いくつの時だっ…

「甲賀忍法帖」の荒唐無稽で壮絶な忍者の魅力に酔う!

「忍者!」「伝奇!」といえば“山田風太郎”といえるほど、現代の忍者像に影響を与えたその世界のパイオニア的存在。 しかし私自身は、山田氏のもう一つの世界である歴史もの、時代ものが好きなので、どっちかっていうとそちらの方に傾倒していて、忍者ものは…

殺されるバースデーを繰り返す…怖い設定なのにとにかく笑える

「私的には『スクリーム』とならんだ」と勧められて見た映画。 ハッピー・デス・デイ [AmazonDVDコレクション] 発売日: 2020/06/24 メディア: DVD すっぱりはっきり言ってしまうと、「すごく面白かった!」映画そのものの面白さという意味と、笑わせてもらえ…

“ばあちゃんの場面”が一番怖かった

とっても楽しみにしていた「IT THE END」 絶対面白いだろうと思っていたけど、予想どおり面白かった。 IT/イット THE END “それ"が見えたら、終わり。 ブルーレイ&DVDセット (初回仕様/3枚組/ボーナス・ディスク付) [Blu-ray] 発売日: 2020/02/26 メディア: …

もう1人の自分と遭遇してしまった彼女

またなんとも薄気味の悪い映画だ。 アス (字幕版) 発売日: 2020/02/07 メディア: Prime Video 前作「ゲットアウト」は、“黒人”や“人種差別”というテーマが前面に押し出され、 それを刷り込まれてのホラーサスペンス、プラスのどんでん返しだった。 今回のテ…

ペンタゴンペーパーズに見る壮絶なマスコミ

コロナパニックのさ中、うちの母親は毎日ワイドショーばかり見ている。 始めの頃は、「怖いねえ~」レベルだったけど、日がたつにつれてコメントに変化が現れる。 「コロナは中国に生息している化け物から発生したらしいよ」 いったいどんな報道見てるんだか…

「Summer of 84」は映画そのものがどんでん返し

何を書いてもネタバレになりそう。 サマー・オブ・84(字幕版) 発売日: 2019/11/20 メディア: Prime Video これだけは言ってもいいと思うが、スカっと爽やかな気分で終わりたい人は絶対見ない方がいい。 けど、後味が悪いかというと、そんなこともないような…

どこから化け物が出てくるかが見せ場「ポラロイド」

コロナも怖いけど、花粉の方がもっと怖い。 せっかくなら三拍子揃えたいということで、映画も怖いのでいこう。 ポラロイド(字幕版) 発売日: 2020/01/08 メディア: Prime Video アンティークなポラロイドカメラを手にいれたカメラ好きの女子高生。 しかしその…

見ず嫌いを克服「ブルースブラザース」は最高

食わず嫌いとか、行かず嫌いとかいろいろあるけど、だいたいにおいて嫌いな理由というのは強いて無かったりする。 「どうせおいしくないに決まってる」とか「絶対つまんない場所だって」とか、まるで濡れ衣のような理由。 そのなかで、嫌いなヤツが好きだか…

「アナベル死霊博物館」は怖いを通り越して楽しい!

怖いという感情を通りこして、最近ではワクワクしてしまう死霊館シリーズ。 今回はそんなファンをキャッキャッと言わせてくれるお愉しみがたくさん盛り込まれていた。 当然アナベルは大活躍してくれてる。 呪怨のオマージュまで見せてくれる大サービス。 あ…

けっこう面白かったB級ホラー「エアポート2018」

飛行機の中という設定は、お金かからんだろうなあ。 しかも密室度満点だし、なんか予想外の出来事が起こった時の緊迫感はハンパない。 エアポート2018(字幕版) 発売日: 2018/08/07 メディア: Prime Video お金かかってなさそうなB級ホラー。 やたらしっか…

難解すぎる!でもカッコ良すぎる!

あまりにもカッコ良い人が勢ぞろいなので見たのだけど、 あまりにも難しすぎる(;´∀`) 裏切りのサーカス スペシャル・プライス [Blu-ray] 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D) 発売日: 2014/12/02 メディア: Blu-ray 東西冷戦下の時代、ソ連との情報戦を繰り広…

悲しいジェイソン・ステイサム

アクション映画は元々見て楽しむ部分が多いので、 長々と聞かせるセリフを主人公がしゃべるというのは少ないと思う。ハードボイルドな人物だとよけいに口数が少ない。 闘うことが多いジェイソン・ステイサムは、必然的にそんなイメージが強いが、 悲壮感漂う…