もくれんの映画と読書日記

趣味のかたよった読書と映画鑑賞の日記です。

アメリカを笑うイギリスアクション「キングスマン ゴールデンサークル」

アメリカ007もミッションインポッシブルも、積極的に見ようと思わないスパイものだけど、このシリーズは大のお気に入り。

 

 

イギリスのスパイ機関キングスマンが、謎の組織ゴールデンサークルに壊滅させられた。幸運にも生き残った若手スパイエグジーとメカニックのスペシャリストマーリンは、親戚組織であるアメリカへと飛ぶ。

 

ということで、今回はアメリカが舞台。ゴールデンサークルは麻薬組織で、麻薬の中に毒を仕込んで世界中にバラまいていた。必ず死に至る毒であることをテレビで発表。解毒剤と引き換えにアメリカ政府を恐喝する。人質は世界中の麻薬患者。

 

その患者のバラエティに富んでいること。老若男女問わず、イギリスのお姫様からアメリカの政府関係者まで。麻薬で汚染されている人間の多さを十分に皮肉っている。

 

この映画の面白いところは、まさにその皮肉っぷりなところ。コメディ要素十分で正直笑える。イギリスのアメリカに対する小ばかにする度合いが、モーレツに楽しい。

 

おまえらどんな肉でもハンバーガー食ってたら嬉しいんだろーよ

おまえらの大統領このレベルかよー

おまえらのユーモアは下ネタばっかりなんだよ

等々

 

キングスマン(字幕版)

キングスマン(字幕版)

 

 

 前作はどっちかっていうと、自分たちのイギリス紳士ぶりを笑っていたような感じだったけど、今度は対象をアメリカに移した。

一方笑える要素たっぷりでありながら、壮絶かっこいいアクションにしびれる。前作ではエグジーとハリーの関係や、キングスマンの組織の基本的な説明を含むストーリーで、内容も濃い感じだったけど、こちらは最初っからバリバリのアクションの連続。

しかもあの超絶かっこいい紳士が帰ってくるとあって、嬉しいのなんの。アクションイコールワイルドな男というイメージを覆してくれたコリンさん。正直「英国王のスピーチ」しか知らなかったので、驚き。

 

 

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アメリカを笑うといえば「ショーンオブザデッド」も思い出す。あれはそもそもアメリカが飛行機から落とした迷惑なゾンビが始まりだったな。これも笑ったあ。

アクション映画は何回でも見られるのが、嬉しい。またなんか爽快なのが見たくなってきました。