飛行機の中という設定は、お金かからんだろうなあ。
しかも密室度満点だし、なんか予想外の出来事が起こった時の緊迫感はハンパない。
お金かかってなさそうなB級ホラー。
やたらしっかりしてる客室乗務員、やたらクセのありすぎる乗客たちという、ありがちな設定の飛行機に、怪奇現象が起こり始める。
奇妙な出来事に遭遇したり、化け物を目撃したりするのは、前半は一部の乗客だけなんだけど、中盤にさしかかるにつれて乗客たちは飛行機の中で怪奇現象が起こっていることを認識し始める。
で、とうとう化け物は堂々と乗客たち全員の前に姿を現す。今までの緊迫感が一挙に爆発するという感じで、このシーンけっこう気に入ってる。
正直化け物たちの特殊メイクは安物っぽい。だから、目撃された化け物たちが全員集合して乗客にからんでくる場面なんかは、人間丸出し感が…。
こういうB級ホラーは、評価が分かれるし、好き嫌いもすごくあると思うけど、自分としてはけっこう好きですね。
しかもこのホラーは、後半人間にしか見えなくなってしまった化け物たちから、見ている者の気持ちを謎解きの方へ向けてくれる。化け物が出てきた理由と、誰に対して恨みを持っていたのか。
グロイB級はあんまり好きじゃないので(かなり遭遇率高いですが)、今回の映画は楽しかった。でもやっぱり題名がねえ~
パニックが飛行機に起こったら、とにかくエアポートに始まって、それがいつ起こったかの年をつけるっていう、意味のわからない習わし。
ふざけてるなあ。