もくれんの映画と読書日記

趣味のかたよった読書と映画鑑賞の日記です。

エンターテインメント詰め込み過ぎで楽しい「バーフバリ」!

インド映画はダイジェストを1つしか見たことなくて、
しかしその1つのダイジェストが壮絶に面白かったので、腹抱えて笑った。

その時のインパクトがあまりにも強かったので、インド映画=面白いという認識ができあがり、ぜひ見たいと思っていながら年月がたってしまった。

 

今一つインド映画に二の足を踏むのは、歌って踊るシーンがやたら多いことと、そのせいもあるのだろうけど、上映時間がハンパなく長い。

 

バーフバリ 伝説誕生(字幕版)

バーフバリ 伝説誕生(字幕版)

  • 発売日: 2017/07/05
  • メディア: Prime Video
 

 

今回も「バーフバリ 伝説誕生」と「バーフバリ 王の凱旋」と、2日に分けて観た。
世界的に評価を得た大ヒット作。
いや、ほんと、見てよかった。面白かった。
これぞ究極のエンターテインメント。

 

いきなり最初の場面からダレない。
女性が赤ん坊を抱えて逃げ惑っている。追ってくる兵士をぶち殺しながらの逃走はなかなか強い。しかし、追い詰められついに足を滑らせ川に落ちてしまう。自分は沈みながらも、赤ん坊を片手で掲げて必死に守り抜こうとする。

 

女性は亡くなるが、赤ん坊は村人に助けられる。結果その村ですくすくと立派に成長していくが、「シヴドゥ」と名付けられた彼には妙な部分が1つだけあった。それは、川にある巨大な滝に登りたがること。

 

大人の青年になるまで、何度失敗しても、笑われても、諫められても、決して滝の頂上に登ることを諦めない。そしてついに、謎の妖精の助けを借りて滝の頂上を制覇する。

 

ここまではほぼ掴みの段階で、物語はここから展開すると言ってもいい。
滝の向こうにいた美しい女性に惹かれてましうことによって、彼女たちが戦う部隊に入り、共に敵である暴君と戦うことになる。彼等の目的は、長きに渡って幽閉されている王妃を救いだすこと。

 

シヴドゥ」は生まれ持った戦いの能力を発揮していく活躍するが、実は彼は、この暴君が君臨する国と民衆たちに関わる重大な使命を持った人物であったことがわかってくる。
代々王国に使えたカッタッパという人物によって、王国の戦いの元となった英雄「バーフバリ」の長い物語が語られていく。

 

バーフバリ2 王の凱旋(字幕版)

バーフバリ2 王の凱旋(字幕版)

  • 発売日: 2018/02/21
  • メディア: Prime Video
 

 

「伝説誕生」は、全編を通してみれば、ほぼほとんどの部分が伏線といっても過言ではない。どういう意味があるのだろうという言動も、「王の凱旋」でそれがみごとに回収されていく。歌って踊る場面も「伝説誕生」よりも少な目で、ストーリーとアクション重視のような気がする。

 

ストーリー自体はシリアスなんだけど、なんかこのワクワクする既視感は、戦国時代の武士たちのカッコよさを連想させるからかもしれない。
日本人が好きな武士的精神、殿のために、仲間のために、後は頼んだ、わかりやすいめっちゃ悪いヤツら、けっこう強い姫、凝った戦術戦法、そういう世界が満載されてて、こちらの心を果てしなくくすぐってくる。

 

 

ガネーシャ パワー ストーン ストラップ ( 全体運 ) 夢をかなえるゾウ

ガネーシャ パワー ストーン ストラップ ( 全体運 ) 夢をかなえるゾウ

  • 発売日: 2009/07/02
  • メディア: エレクトロニクス
 

 

それでもさすがにインド映画は、笑わしてもくれるのですね。

恋に落ちた2人がどぎつい色彩のお花の中で歌い踊る場面は、「アジエンスのコマーシャルにできそう」
前半で闘う盗賊団たちの容貌と、人間草刈り機みたいな戦車はおもいっきり「マッドマックス」
唐突なコミカルアクションとやり取りは「ジャッキーチェン」


他にも、「CG感すげー」「血の色きれー」「ゲームの画像ぉー」
何といっても気に入ったのが、敵の城の塀を乗り越える作戦。
笑った笑った。

エンターテインメント詰め込み過ぎ!

 

最近気分的に沈みがちだったせいもあってか、「バーフバリ」にものすごくすっきりさせてもらった気分。
「バーフバリ」の絶叫上映なんかほんと行ってみたかったわ。

映画の中で何度か出てくる、民衆たちが「バーフバリ!バーフバリ!」と合唱している場面では、途中から自分も仲間に加わっていましたね。

 

バーフバリ万歳!