もくれんの映画と読書日記

趣味のかたよった読書と映画鑑賞の日記です。

ずっとインビジブルのことだと思っていた「透明人間」

透明人間という映画が面白いと聞いていたけど、ずっと「インビジブル」のことだと思っていて、見てなかった。

 

透明人間 (字幕版) (4K UHD)

透明人間 (字幕版) (4K UHD)

  • エリザベス・モス
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インビジブルはかなり前にテレビで何回もやっていたので、何回も見た。
傲慢な科学者が透明になったたものの、戻れなくなってしまってヤケになって仲間を殺しまくるというホラーならではの理不尽な内容。

 

で、新たに見た透明人間は、こいつもやはり科学者で傲慢で、好きな女性を人里離れた自分の豪邸に閉じ込めてパワハラセクハラドメスティックのなんでもありで暮らしている。

 

その女性が逃げ出すところから映画は始まる。
無事逃げ出せたものの、怯え続けるトラウマな毎日を送っている彼女だったが、ある日男が自殺したことを知り、ようやく心を落ち着けることができたのだが――。

 

お約束のように、彼女のまわりで透明人間ならでは奇妙な出来事が起こり始めるという展開。透明人間の存在の面白さは、まさに映画ならではだと思う。

 

ただ、ものすごいホラー感はこの映画にはない。透明人間は女性を殺すつもりはなく、彼女のまわりで大切な人や物を奪い、精神的に追い詰めるのが目的。

 

透明なストーカーと戦う彼女だが、追い詰められていく状態が気の毒で、でも目が離せなくて、絶対負けないんだろうけど、どういう展開に持っていくんだろうと、ワクワク見れる。

 

インビジブルと違い、ホラーというよりはサイコサスペンスといった感じで、ラストも納得の気持ち良さ。いや、人によっては気持ち悪さもあるかな。

一番斬新に感じたのは、透明人間になる方法。
今までだったら絶対何か飲むでしょ。
もしかしたら、これだったら作れるのかも――と思ってしまう技術でした。

 

インビジブルも見たくなってきた。飽きるほど見たけど10年以上見てないや。