もくれんの映画日記

趣味のかたよった読書と映画鑑賞の日記です。

2人ともこのままカッコよく年とってね

ようやく「バッド・ボーイズ」を フォーライフまで見終えることができた。

劇場で観たらさぞかし迫力満点で楽しいことだろうと思うけど。DVDでも十分幸せ。
映画を見れる時間がとれたというだけでも幸せ。

 

 

バッドボーイズ フォー・ライフ (吹替版)

バッドボーイズ フォー・ライフ (吹替版)

  • 発売日: 2020/03/20
  • メディア: Prime Video
 

 

 

とにかく何も考えずに楽しめる。壮絶なアクションとコメディの応酬は最新作まで変わりなくて、嬉しい。バッドボーイズ2が2003年の公開だから、恐ろしい月日がたっているのだけど、ウィル・スミスの若々しさはやっぱりすごいね。

 

マーティン・ローレンスの太っちょぶりには驚いたけど。正直、バッドボーイズ以外見る機会なかったんで。最初ウィルスミスが助手席に別の人乗せてんのかと思ったもん。

 

2人のおきまりのコントのようなやりとりも懐かしくて楽しくて。
相変わらずのお下劣ジョークも笑える。
個人的には「バッドボーイズ2」の電気店での場面が相当お気に入り。あのマーティン・ローレンスの表情が絶妙に笑える。

 

3作のうち、一番ファミリー向けはどれ?と言われると、この最新作かな。なんか丸いんですね。どこがと言われてると困るけど、全体的な雰囲気が。

だって、マーカス(マーティン・ローレンス)に孫ができるとこから始まるんやもん。
家族大好き刑事のマーカスに加えて、いちだんと親子とか家族とかのつながりが深くなっている刑事たちが、身近ではあるけど、正直少し寂しかったり切なかったりもする。

 

仲間から家族へとシフトが変わったような感じがした。まあ、新しくカッコいい若い仲間たちも登場して、活きの良さは十分なんだけど。

 

 

バッドボーイズ2バッド (字幕版)

バッドボーイズ2バッド (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 

カッコよく年をとることは、これからの私たちにとっても生きる課題の1つだと思っているので、映画の中の人物や役者さんたちの様子はとても気になるし参考になる。

 

自然体でカッコいい年配の人に出会うと、嬉しくなってじっくりと観察してしまうけど、カッコよく年をとるとは、若作りすることではないし、自然体でいるということは、ほったらかしということでもないと思う。

 

その辺の境目はなかなかむずかしいものだ。自分を客観的に見るのは年齢に関わらずむずかしいものだなとつくづく感じる。

 

危険な任務から足を洗い、家族との時間を楽しみたいと望むマーカス。まだまだ現場で暴れたいマイク(ウィル・スミス)は、若いにーちゃん刑事とお互い反発し合う。

微妙な年齢にさしかかった2人の言動は、1人の人間の中にある2つの心を見ているようだ。

 

最近物忘れと失敗が多い。
ダンナの好きなカルピスをどこにしまったか忘れて、今朝も手洗いの洗濯ものをゴリゴリとおまかせコースで洗ってしまった。
なに、だいじょうぶってことよ。ジャパンメーカーの洗濯機ならおまかせできるわ。

 

 

 

 

 

セクシーなのにエロくない二人の女スパイ

「レッドスパロー」と「アトミックブロンド」

どちらもR指定のこの映画。どんなにエロカッコイイんだろとワクワクして見た。

結果、男が喜ぶエロさは無い。

絶妙なプロポーションと美しさに見とれてしまう、その戦いぶりに目を見張る、仮面のような顔に隠したしたたかさに舌を巻く。

これはまさに女たちが喜ぶスパイ映画です。

 

 

「レッドスパロー」

公演中の事故でバレリーナの道を閉ざされたドミニカは、その美しさ故かレッドスパローになることを強要される。レッドスパローとは、ハニートラップ(色じかけ)のスパイのこと。

 

その養成所に入るのだけど、なかなか凄い内容の授業で…(^^;)
偏見かもしれませんが、雰囲気が実にロシアっぽい。
この辺りがまさにR指定なのだろうなと。

 

彼女に与えられた初仕事は、CIAの捜査官と接触し情報を聞き出すこと。
後半からはまさにドミニカのエロカッコよさが存分に堪能できる内容。
で、もう1つのR指定要素だと思うんだけど、かなり容赦ない制裁や拷問の場面。女だろうと関係ない壮絶なスパイの世界に息を飲む。

 

レビューでもよくあがっているのだけど、この映画で面白い部分が1つあって、ドミニカのおじさんがプーチンに激似。かなり小ズルいしたたかで嫌なヤツなんだけど、なんかものすごくリンクする。絶対わざとだな。

 

 

 

「アトミックブロンド」

正直、もっとアメリカ―!っていうド派手アクションなのかと予想していたが、ちょっと違って、リアルな格闘アクション。ジョンウィックに携わった監督というのが納得できる、ベルリンの壁崩壊時のドイツが舞台の影と暗さを持つ壮絶なアクション。

 

ロレーンを演じるシャリーズ・セロンの格闘シーンはすごい。突然履いていたハイヒールを脱いで隣の男をぶちのめす。それがまたカッコいい。並の男相手だったら一撃で殺されるな。

 

それに戦いのシーンがけっこうリアル。ボロボロになっていくロレーンや瀕死の状態でもつかみかかって来る敵の男たち、飛び散る血や壊れていく正常な動きや神経がとてもリアルで、このへんもR指定に含まれるかな。

 

レッドスパローのドミニカに比べロレーンは年期の入ったベテランスパイなので、見ていて安心感があるし、たとえばファッション面なんかでも、どちらかというと私らの年代が参考にできるのは、シャリーズ・セロンかもしれない。40代であの美しさとプロポーションは奇跡が起こらない限り真似のできないものなので、あくまでも参考ということで。

 

 

 

美しい裸体を惜しげもなく披露している二人だけど、男が喜びそうな際どい絡みのシーンはほとんど無い。(ロレーンの濃厚なキスシーンやベッドシーンの相手は女性)

 

それゆえ、この映画のR指定は別のところに存在するように思う。
国というものの非道さ、それに翻弄され利用される女性たち。
女性がもっと活躍する社会!とかなんとか声高らかにほざく男たちの、なんとスケベなことか。

 

国や世の中が非常時になった時、一番苦しい思いをするのは女子供だっていうのは、いつの時代になっても変わらない。

 

本当のところ、ドミニカやロレーンがカッコいいのは、彼女たちの頭の良さ。女を武器に、力を武器に戦っているけれど、そのしたたかな賢さで勝利をつかむ。彼女たちの仮面のような顔にひそむプライドが、何よりも壮絶にカッコイイ。

 

 

 

久々に「怖っ…」と言葉が漏れ出たホラー

最近、自分にとってホラーは、喜びながら、笑いながら見るものになりつつあった昨今。

久々に食い入るように見入ってしまった。

これはなかなかキタぞ。

 

ジェーン・ドウの解剖(字幕版)

ジェーン・ドウの解剖(字幕版)

  • 発売日: 2017/10/04
  • メディア: Prime Video
 

 

解剖室という密閉された空間だけで、この映画のほとんどが終結する。

主要登場人物は二人。ベテラン検死官とその息子。

この二人と共に、見ているこちらも一体の死体と共にこの部屋に閉じ込められる。

 

あるアメリカの田舎町で一家三人が惨殺される事件が起きた。映画は無残な殺人現場を警察が調べる場面から始まるが、目をそむけたくなる遺体が散らばる中で、地下からなぜか半分土に埋まった美しいとさえ言いたくなるような若い女性の遺体が見つかる。

 

家族との関係もわからない身元不明の死体はジェーンドウと呼ばれ、検死官親子の元へ搬送される。

このジェーンドウというのは、ジョンドウの女性バージョンの呼び方で、ジョンドウというのは、日本でいう“名無しの権兵衛”さんと同じ意味の使われ方をする通称。つまり“名無しの権子さん”の解剖という題名ってことになる。

 

で、このジェーンドウの解剖が始まっていくのだが、前半は普通の解剖シーンが淡々とこなされていく段階。普通といっても、内臓系がバンバン出てくるからなかなかの迫力。ちなみにカップラーメン食べながら見ていたんだけど、苦手な人は飲食無しで見た方がいいです。

 

しかし、実際は解剖するごとにおかしな部分がどんどん発見される。死後硬直もしていない、生きているかのように流れ出る血液、何の外傷もないのに損傷している骨や内臓…

不審を抱きながら解剖を進めていく親子だったが、次第に部屋の中で不可思議な現象も起きはじめて…

 

 

 

 

ものすごく怖い化け物や、これでもかあー!という驚かせ方はほぼないのに、じんわりとくる怖がらし方の雰囲気づくりが絶妙。

ラジオから突然流れてくる混線したような童謡みたいな歌、効果的に使われている廊下のカーブミラー、収納されている普通(?)の遺体…

 

突然の停電は画面も真っ暗になり、親子の困惑する声だけが聞こえる。そのうち聞こえてはいけない音が聞こえたりして、パニックになる親子の声…

 

カップラーメンの手が止まり「怖っ…」と思わずつぶやいてしまった。

 

何が起こっているのかまったくわからない怖さ。再び明るさを取り戻した部屋には大人しくジェーンドウが横たわっているだけ。

いったい彼女は何者なのか、結末がどうなるのかまったくわからない状態でどんどん引っ張られていく。

 

結末や彼女の正体がわかってきても、そんなことはまあどうでもいいじゃないかと思えるほど、楽しませてもらえた。

 

映画を観た人、みなさんきっと同じ意見だと思うけど、インパクトが凄くて目に焼き付いてしまうのがジェーンドウの顔。最後まで微動だにしないあの美しい表情…。

 

 

ジェーン・ドウの解剖 [DVD]

ジェーン・ドウの解剖 [DVD]

  • 発売日: 2017/10/04
  • メディア: DVD
 

 

 

まだまだ何か企んでいそうなジェーンドウに期待してしまう。

 

 

新人刑事の視点で「デンゼル・ワシントン」の恐さを味わう

まったく別人の俳優さんが、頭の中でゴチャゴチャになり同一人物かしているという場合が時々ある。

 

私の場合、「デンゼル・ワシントン」と「ヴィン・ディーゼル

全然違うだろ――と言われそう。確かにそう。「デ」の字がそれぞれ苗字と名前の頭についているという共通点とも言えない共通点。

だから顔を見たらわかるんですね。別人てことが。
でも名前が頭の中でゴッチャなので、出演作がめちゃくちゃ混じってしまっていた。


ワイルドスピード」に出てたの誰だっけ?って聞かれると、「デンゼル・ワシントン
マルコムX」は?ってなると「デンゼル・ワシントン
だいたい基本全部「デンゼル・ワシントン」になってしまっていて、なぜかヴィン・ディーゼルは出てこない。どういう認識になっているのか自分でもよくわからなかったのだけど、この映画ではっきりと認識したという自分にとってだけの記念すべき作品。

 

トレーニング デイ 特別版 [DVD]

トレーニング デイ 特別版 [DVD]

  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: DVD
 

 

デンゼル・ワシントン」がアカデミー賞主演男優賞を獲得した映画。

ロス市警の麻薬捜査課に配属された新人刑事ジェイクが組むことになったのは、「デンゼル・ワシントン」演じるベテラン刑事のアロンゾ。期待と不安に溢れたトレーニングデイが始まった。しかしベテラン刑事のアロンゾの指導はジェイクにとっては想像を超える常軌を逸したもの。

麻薬が当たり前のように飛び交うギャングの街での、麻薬捜査がどんなものなのかという現実を教えていく。

ありがちなバディ映画として見ていると、反発しながら着いていくジェイクが次第にアロンゾに理解を示していき心をかよわせて、結果的に悪を退治するというストーリーを予想する。

しかし、この映画はそんなふうに終わらせてくれない…
後味が悪いバッドエンドではないけれど、身もふたもない壮絶なラストを迎える。
とにかく、どんなふうにストーリーが終結するのか、見届けずにはいられない。

 

 

見ているこちらはジェイクの視点と同じで、アロンゾの言動が何を意味しているのかわからない。連れていかれる場所も「ここは何?」「こいつ誰?」ってことで戸惑いっぱなし。

麻薬捜査に絡んでくる人や街、売人たちが実にリアル。本当かどうか知らないが、実際のギャングが仕切る街で彼らの協力を得て撮影しているとか。

 

なぜこの映画で「デンゼル・ワシントン」と「ヴィン・ディーゼル」の頭の中での住み分けがきっちりしたのかというと、アロンゾ刑事の役柄が異質であったということかも。で、改めて出演映画をチェックしてみたところ、自分の中でゴチャゴチャになっている状態に気づいた。

正直、他の俳優さんたちに比べ、彼らの映画あんまり数を見ていない。基本重たい映画はよっぽど浮かれている時とか、いっそ沈み込んでいる時とか、何気なく見るということがないので、そういう系の出演が多い「デンゼル・ワシントン」の映画は知ってるけど見ていないという作品が多かった。

とりあえずよかった。この映画観て。ちゃんと整理できて。
ピッチブラック」に出てるの誰?
デンゼル・ワシントンの若い頃」と答えて、バカが発覚するところだった。

 

で、その「ピッチブラック」については後日。

 

じいさんばあさんが怖すぎるホラー映画5選

 主役や中心人物である場合はなおさらのこと、一瞬しか出ないのに、その存在だけでものすごいインパクトを与えてくれるじーさんばーさんたちが、ホラー映画の中にはいる。

幽霊やゾンビよりも、場合によれば怖かったりする。幽霊やゾンビは不意打ちやヴィジアルの恐さで驚かせるが、じーさんばーさんは予想をくつがえす言動で見ているものを襲ってくる。

でもそういう怖さけっこう好きで。
「ひえー😱」と1度は叫ばせてくれたじーさんばーさんたちを、思いつくまま並べてみました。

 

1. ヴィジット

 

ヴィジット (字幕版)

ヴィジット (字幕版)

  • 発売日: 2016/02/25
  • メディア: Prime Video
 

 

真っ先に頭に浮かんだのがこの映画。

シックスセンス」のナイト・シャマラン監督と「インシディアス」のプロデューサージェイソン・ブラムがタッグを組んだ作品。

姉と弟が休暇を利用して、祖父母と過ごすために田舎町を訪れる。彼らの母は若い頃に家出をし15年以上帰ってはいなかったが、「孫に会いたい」という両親の願いを聞き入れ、姉弟も喜んで出かけた。

祖父母は優しかったが、いくつか奇妙な約束事をさせられる。入ってはいけない部屋や、夜9時を過ぎたら部屋から出ないことなど。

 

この時点で、見ている側は絶対約束を破ることを確信する。あんのじょう子供たちはこの家の様子がはおかしいことに気づき始め、部屋の外へと踏み出し、見てはいけないものを見てしまうことに――。

優しそうなじいちゃんばあちゃんが、どんどんと不気味な存在に変わっていく状態がすごい!そして、やってくれるナイト・シャマランがしかけたラストの衝撃。

じいさんばあさん共にそろって怖すぎます。

 

2. ドント・ブリーズ

 

ドント・ブリーズ (字幕版)

ドント・ブリーズ (字幕版)

  • 発売日: 2017/03/03
  • メディア: Prime Video
 

 

こちらはじーさんが怖いホラー。

若者たちが盗み目的で忍び込んだ退役軍人である老人の家。盲目であると聞いて油断していた彼らは、予想外の反撃にあうことに。

老人は視覚を失っているが、それを補える以上に聴覚が発達していたのだ。加えて危ない人格に命の危険を感じた彼らは地下室に逃げ込むが――。

 

音をたててはいけない!
この緊迫感がすごい。年寄りの動きを超越したムキムキのパワーに、だんだんと怖さを通り越して笑ってしまう。このじーさんが怪物になると「クワイエットプレイス」になるんだな。

 

3. it それが見えたら終わり

 

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(吹替版)

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(吹替版)

  • 発売日: 2018/01/12
  • メディア: Prime Video
 

 

子供たちとピエロが主演の映画なのに、どこにじーさんばーさんが?

ってことですが、ワンシーンだけなのです。個人の好みだと思いますが、こういう感じの恐さが好きなので。

大人になってそれぞれ町を出た少年たちの1人、少女だったベバリーはかつて住んでいた家を訪れる。そこに住んでいた老婆は優しく迎え入れてくれるが、徐々に彼女の行動がおかしくなり――。

このばーさんのインパクトがなかなかすごい。ただ笑っているだけなのに笑顔が怖い。で、最終的に全裸になってたりするんだけど、正直ここだけ「it」であることを忘れていました。ペニーワイズが出てきてくれて逆にホッとした感じ。

 

4. スペル

 

スペル

スペル

  • 発売日: 2017/11/10
  • メディア: Prime Video
 

 

これもばーさんが大活躍するホラー。

銀行に勤めるクリスティンの元に、1人の老婆がローンの支払いの延期を申しいれた。住む家を失ってしまうと懇願する老婆だったが、出世が関わる大事な時期であったクリスティンは容赦なくこれを断る。

逆恨みした老婆は、クリスティンを待ち伏せし、恐ろしい呪いをかけた。その後老婆は亡くなり、以後クリスティンにさまざまな怪奇現象が起こり始め、何度も目の前に老婆が現れることに。

 

スパイダーマン」のサム・ライミ監督が気合を入れて作ったこのホラー。指をかたかた鳴らす音や不意打ちのタイミングなど、細かいディテールにこだわって怖さを盛り上げてくれます。なんといっても驚きはラスト!

老婆の恐さは出るタイミング。出るぞ出るぞとわかっていても、絶妙な間で飛び上がらせてくれる。しかもこの老婆しつっこい!

だんだんクリスティンも怖さより怒りの方が先にたち、マジギレ状態で闘うのが笑ってしまいます。

 

ドクター・スリープ

 

ドクター・スリープ(字幕版)

ドクター・スリープ(字幕版)

  • 発売日: 2020/01/30
  • メディア: Prime Video
 

 

映画の中で、度々登場する老婆の幽霊。

舞台となったオーバールックホテルの浴室で死んだ女性の幽霊で、始めはスタイル抜群の全裸状態で登場し、結果体中を腐敗させた老婆の姿に変貌する。

主人公ダニーも「シャイニング」での幼い頃に目撃し、大人になった本編でも何度となく関わってしまうこの映画の象徴的な存在。

 

この老婆も全裸。全裸が怖いのではなくて腐りきっているその容貌が怖いのですが。
激しい化け物がさほど出てこないこの映画の中にあって、この老婆は主要幽霊キャストともいうべき重要な人物。

おそらく、あの静かで奇妙な空間だからこそ映える(?)存在なのではないかと思います。

メイキングで老婆役の老婆が出演してくれるのですが、とてもお茶目なばーちゃんで、楽しんで腐った幽霊を演じていたとのこと。スタッフいわく「彼女にとっては衣装だから、撮影の合い間もずっと全裸でウロウロしていたよ」

 

 

 

以上、ザっと思いついた5編を挙げてみました。
面白いのでまた思いついたら書いていこうと思ってます。

 

9月、敬老の日に敬意を表して。

 

 

 

 

 

 

 

 

汚くて渋くて大人の男のスポコンコメディ

なかなか見る機会がない映画というのがある。

若い時は映画雑誌とか買いあさってむさぼり読んで、情報集めをしていたが、今はそういうヒマも根性もなく、のんびりとした映画好きな毎日を送っていると、向こうから強制的に宣伝をしてくれないと知らないまま過ぎ去ってしまう映画も多い。

 

そんな時、まわりに映画好きな知り合いがいると「おすすめ」してくれるからひじょうにありがたい。

 

ミーン・マシーン [DVD]

ミーン・マシーン [DVD]

  • 発売日: 2012/11/22
  • メディア: DVD
 

 

「ミーン・マシン」のように、主演「ヴィニージョーンズ」
誰だっけ?

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」のあの人って聞くと、「あー、あの人!」という感じで思いだした。
こんなふうに脇役っぽいイメージの人が、初主演の映画とかになると、見逃す場合はとても多い。

 

それでもあまり期待しないで見たのだけど、これが大当たり。ロックストックやスナッチの雰囲気そのまま、いやもっと単純に笑えるかも。男ばかりのあのお馴染みの雰囲気で、なんとスポコンコメディなんですねえ、これがまた。

 

舞台は刑務所。
新入りのダニーは、元サッカーのスター選手だったが、八百長事件でサッカー界から追放される。やけになり、乱れた生活の果てに障害事件を起こし刑務所へ。

所長がサッカー好きで、自分のサッカーチームのコーチをするように言われるが、ダニーは断る。この所長けっこう公私混同でかなり胡散臭い人。

お決まりどおり、刑務所の面々は超絶個性的で、ありがちな新入りいじめでボコボコにされたりと、ダニーにとっては過酷な時間が続く。

しかし、それがなければ後半の面白さはやってこない。
成り行きで、刑務所の看守チーム対囚人チームのサッカー試合が行われることになり、ダニーは囚人チームを率いて戦いに挑むことに。

ここからはもうスポコン!
ややこしい奴らが仲間になり、個性を活かして実力を発揮し、カッコいいことこの上ない。

目新しい部分は皆無といっていいほど、お決まりの流れ。でもこれが男ばかりの小汚くてシャレた世界を描く「ガイ・リッチー」総指揮の元に展開されると、こんなにもイキで楽しい映画になるものか。

 

 

 

予想外で嬉しかったのは、ジェイソン・ステイサムが出演していたこと。
囚人の1人で、あまりに凶暴すぎるので特別な囲いの中に収容されている男。
金網の中でもくもくと鍛えている切れてるヤツがジェイソンステイサムとわかった瞬間、笑った笑った。
もちろん試合で暴れまくるが、もうめちゃくちゃ。

 

ディズニー映画も手掛けるガイリッチーだけど、彼の本質はここにある!と言ってしまいたくなるような、男の世界。美しくロマンチックな映画が好きな人はダメかもしれない。

 

少林サッカーを初めて見た時、転げ回って笑った記憶がよみがえる。そこまで単純に笑える映画ではないけれど、どちらかというと大人のスポコンコメディかな。「メジャーリーグ」をもっと渋ーくこじんまりとさせた感じ。スポコン映画はルールを知らなくても笑える、楽しめる。

 

またロックストックやスナッチが見たくなりました。

アメリカ版「学校の怪談」は「スケアリーストーリーズ」

“禁じられたベストセラーの映画化” なんてことを公式ホームページに書かれていたりすると、見ないわけにはいかない。

 

 

 

ハロウィンの夜、3人の仲良し少年少女たち(中学生?高校生?)は、いじめっ子にいつもの仕返し作戦を試みる。しかし返り討ちに合い逃げ惑っているところを、1人の青年(高校生?)に救われる。

彼らは意気投合し、町で幽霊屋敷として名高いべロウズ家を探検することに。そこで発見したのは、べロウズ家の娘サラが書いたとされる物語集。彼女は写真すら封印されるほど謎に包まれた存在だった。

物語好きの少女ステラは、喜んで本を持ち帰り読んでみる。怪談集ともいえる奇妙なその物語を読み進めるうちに、ラスト空白のページにたどりつく。

しかし、真っ白な紙面に突然浮き上がってきた赤い文字…。本が勝手に物語を書き始めた…。

 

本はこうして次々に短編物語を書き進めていくのだが、その主人公たちが実際にサラたちの仲間。そして予想どおり物語どおりの展開で彼らは順々に怪奇現象に見舞われていく――という展開。

 

スケアリーストーリーズ 怖い本 (1) いばりんぼうをつかまえた

スケアリーストーリーズ 怖い本 (1) いばりんぼうをつかまえた

  • 発売日: 2020/01/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

原作となった禁じられたベストセラーというのは、実は児童書。ということで、そこまでおぞましいシーンはないしドロドロした感じはない。むしろ、ITやスタンドバイミーのような爽やかさすら感じる。

ただ…変に怖い。
高度な特撮のなせる技ということもあるし、恐怖の実体がじわじわ近づいてくる感がとてもうまい。
チャックが対面する化け物なんて、明るいところでみたらかなり間抜けな感じの化け物なのだけど、あの状況に自分が置かれたらきっと気が狂う。

映画の中で、「あ、この話聞いたことがある」「子供の頃聞いてとても怖かった」という登場人物たちのセリフが出てくるが、原作となった本は都市伝説的な内容を集めた感じの物語集だそうだ。

1980年代に出版されたもので、健全な子供たちを恐怖のトラウマにさせる邪悪なものとしてとらえる風潮もあったのだろう。
その辺から来た禁じられたベストセラー。
でも子供たちは禁じられたものが大好き。ということでベストセラー。

 

学校の怪談

学校の怪談

  • 発売日: 2015/08/01
  • メディア: Prime Video
 

 

すぐに思いついたのが、「学校の怪談
あんな感じの短編集だったのではないかな。

古いところでいえば「口裂け女」「トイレの花子さん」みたいな、あんな感じの都市伝説や民間伝承的な怖い話を原作にしてアレンジした映画といった感じ。

今から見ると比べ物にならないほど、かわいいとさえ言える伝説たちだが、この映画の化け物たちは、驚かせるだけでなく、相手を容赦なく殺す。ある意味とても現実的な恐怖といえる。

いろんなものがいっぱいいっぱいになった今の世の中で、どんなにドロドロした物語よりも、どんなにおぞましい怪物よりも、子供たちも含めみんなが怖いのは、容赦なく何のいわれもなく殺される恐怖。

 

 

江戸時代の妖怪たちは、実際にあった出来事や現象がモデルになったとされているが、化け物たちはその時代を映し出すというのは、確かにいえると思う。

となれば、令和の「百鬼夜行絵巻」に書き加えられるのは妖怪“コロナ”か――。
なんて、ちょっとあざとい結末だな。

 

本当に怖いものは、この映画の結末。
べロウズ家のサラはなぜ封印されたのか?
なぜ怨霊になったのか?
一番邪悪だったのは誰なのか?

 

そして、もう1つ意味深なものがこの映画には挟み込んである。
ところどころ出てくるニクソン大統領の映像と演説。

ベトナム戦争終結宣言を出したニクソン
映像が意味するものは希望なのかな?

理不尽な恐怖と戦う子供たちにさりげなく与えられた、わずかな希望なのかな…。