もくれんの映画と読書日記

趣味のかたよった読書と映画鑑賞の日記です。

2024-01-01から1年間の記事一覧

時代物に馴染みがなくてももお勧めできる時代ミステリー「木挽町のあだ討ち」

時代物に馴染めない人にも勧められる小説だなあという感じです。 木挽町のあだ討ち 作者:永井 紗耶子 新潮社 Amazon ここんとこ「なんじゃこりゃ」という時代物に当たる回数が増えていたので、こんなにわかりやすく読みやすく、小気味よい時代物に出会うと嬉…

前作を見てから見た方が絶対いい「インシディアス 赤い扉」

とりあえずインシディアスシリーズは、日本未公開であろうと何であろうと見なければ。と、気合をいれて挑んだが…感想を述べるのがとても難しい作品だった。 インシディアス 赤い扉 パトリック・ウィルソン Amazon まず、怖さを味わいたいだけならおすすめし…

新しいタイプのエクソシストはおぞましさよりもエンターテインメント感豊富

このタイプの悪魔祓いホラーはパターンが決まっているので、意外性やジャンプスケアはそれほど無いが、時代劇が持つような定番ホラーの独特の世界観が楽しめる。 ヴァチカンのエクソシスト Russell Crowe Amazon ラッセル・クロウ演じる実在したエクソシスト…

ビクトリア朝時代の不気味で優雅な幽霊たち「英国クリスマス幽霊譚傑作集」

本でも映像でも怪談特集が組まれるのは、日本ではだいたい夏っていうのが一般的だけど、イギリスではクリスマスということになるらしい。 英国クリスマス幽霊譚傑作集 (創元推理文庫) 作者:チャールズ・ディケンズ,ほか 東京創元社 Amazon といってもイギリ…

「ダダ」ってこんな可哀想な話だっけ

初代ウルトラマンの宇宙人「ダダ」といえば、見た目が怖い、不気味というので有名なキャラクターだが、先日改めて鑑賞するとけっこう可哀そうな話だった。 BANDAI(バンダイ) ウルトラ怪獣シリーズ 83 ダダ バンダイ(BANDAI) Amazon 地球人の標本を持ち帰ると…

まるで映画「頬に哀しみを刻め」の壮絶バイオレスに酔った

2023年のミステリーで話題だった海外ミステリー。謎解き系ではなく、こんな感じのゴリゴリのバイオレンスは普段あまり読まないので、読み切れるかなあという不安はすぐにどっかへ行ってしまった。 頰に哀しみを刻め (ハーパーBOOKS) 作者:S・A コスビ…

冒頭の豪華で華麗なスプラッター場面が有名「ゴーストシップ」

幽霊の怖さというよりは、どちらかというとグロさが際立つホラー。 ゴーストシップ (字幕版) ジュリアナ・マルグリース Amazon ストーリーは題名そのままのシンプルな幽霊船ストーリー。突如現れた無人の船に乗り込んでしまったメンバーたちが、恐ろしいもの…