もくれんの映画と読書日記

趣味のかたよった読書と映画鑑賞の日記です。

「ナイブズ・アウト」の探偵さんをまた観たいので続編期待

高評価で、アガサクリスティーに捧げる本格ミステリーという情報だけで、キャストも確認せずに見た。

 

 

先月ようやく念願の「ハロウィンKILLS」を見たばかりだったので、「うわぁ❤おかーちゃん」とジェイミー・りー・カーティスを見て喜んだ。

 

ローリーとサラ・コナーは自分にとって最強おかあちゃんであり、憧れのバーさんでもあるので、女優としての2人を違う映画で見るのも嬉しい嬉しい。

 

髪の毛振り乱してブギーマンをぶった切るローリーが、すっきりショートカットの粋な婆あになっているのが、また素敵。

 

ストーリーは、まさにミステリーの基本とも言うべき、内容が展開する。
有名な推理作家の誕生日パーティーが自宅の屋敷で開かれ、翌朝その本人の遺体が発見される。富豪であった彼には、ややこしい家族がいっぱい。複雑な人間関係がワクワクさせる。

 

屋敷で一人一人を尋問する刑事の背後の暗闇に、ゆったりと座っている人物。依頼を受けて参加したこのストーリーの探偵役ブラン。なんと007じゃないか。この映画はミステリーでもあるが、コメディ要素も強いので、スパイの顔しか知らない自分にとってはダニエル・クレイグがとても新鮮。

 

自殺か他殺か、他殺なら犯人は誰?という目線でストーリーを追っていくのだが、この映画はけっこうあっさりそんなシンプルさを裏切ってくれる。

 

あれ?どうなるんだろ――と思いながら見ていると、くるくると引っ張られるように意外な展開に飲み込まれていく。あれこれと考える余地がないスピーディーな展開がみごと。

 

最近重たい系、暗い系の映画ばかり見ていて、気分がどよ~んだったんで、現実離れしつつ、しっかり論理的で、これぞエンターテインメントだ!というのを堪能させていただけて、楽しかった。

 

ダニエル・クレイグの探偵さんをまだ見たいと思っているのは、きっと世界中にいると思います。

 

余談だけど、ハロウィンKILLSは個人的な意見としてまあまあだったなあ。ローリーあんまり活躍しなかったし、マイケル最強すぎて――もうジョン・ウィックやん。