もくれんの映画と読書日記

趣味のかたよった読書と映画鑑賞の日記です。

2021-01-01から1年間の記事一覧

人生で見残さないでよかった映画part2「ミッドナイトクロス」

昔々の小学生の頃――いや、ひょっとして中学生になっていたかもしれないけど、だいたいその辺。 ブライアン・デ・パルマ監督にはまったことがあった。というか、監督の名前なんか知らなくて「ナンシーアレン」が気に入って、この監督の映画にたて続けに出演し…

映画だからこそわかる現実がある「ウインド・リバー」

当然のことながら、変死体というものは見たことがない。 変死体どころか、死体なんてまず見ない。 棺桶に入ってたじいちゃんばあちゃん以外は。 ただこの映画で、主人公コリーが雪の中で見つける死体は、ギョッとするほどリアルだ。 ウインド・リバー スペシ…

間違いなく恋愛映画でしょう「高慢と偏見とゾンビ」

1800年代に発表されたイギリスの恋愛小説の名作「高慢と偏見」 有名だけど読んだことない。 しかし、それにひとたび“ゾンビ”とつけば、俄然興味が湧くのは必須。 高慢と偏見とゾンビ [DVD] 発売日: 2018/03/02 メディア: DVD 女性にとってどこの誰と結婚する…

もう一回観たかった「トランスワールド」と「スケルトンキー」

意外性のある映画は、いつももう一回観たいと思う。結果がわかっている状態で、仕掛けられた伏線に「なるほど」「そういえば変だった」「そうかあ、そういう意味だったのかあ」とニヤリとしながら喜びたい。 ものすごいどんでん返しではないけど、ぜひもう一…

凶悪振りを見比べた2本の「テッド・バンディ」

シリアルキラーという言葉は、この男から始まったと言われているアメリカの連続殺人犯「テッド・バンディ」の映画を2本見比べた。 テッド・バンディ(字幕版) 発売日: 2020/04/22 メディア: Prime Video 1974年から78年までに、7つの州にわたり30人以上の女性…

意外に明るかった「永遠に僕のもの」

予告編に騙されるパターンは多いけれど、これもまたその中に入るかも。と言っても、いい意味です。 永遠に僕のもの [DVD] 発売日: 2020/02/04 メディア: DVD 実在した犯罪者たちの映画は、名作も多いのでけっこう見ているが、当然のことだけど結末が悲惨。捕…

怒涛のように押し寄せる怖さ!タイのホラー映画「心霊写真」

フィリピンの方がおすすめしてくれたタイの大ヒットホラー映画。 心霊写真 (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video 友人の結婚式に出席したカメラマンの「タン」と恋人の「ジェーン」は、車での帰宅中、道に飛び出してきた女性をはねてしまう。…

日本人の遺伝子をくすぐるアクション時代劇「激突!将軍家光の乱心」

若を守るため、悪い指導者を成敗するため、復讐を遂げるため、民衆を救うため、地球を守るため――。 1つの共通する目的に向かって、仲間とともに戦い、自らを犠牲にして後をたくしていく――。 そんなストーリーは、なぜかみんなとても好き。特に日本人は、遺伝…

自分だったらどうなってしまうだろう――「パッセンジャー」と「CURE」

「自分だったらどうするだろう」と考えさせられる映画や本に出合うことがある。でもこの2本についていえば、「どうするだろう」なんて余裕かましていられない。 「自分だったらどうなってしまうだろう」 パッセンジャー パッセンジャー (字幕版) 発売日: 201…

シチュエーションを楽しめる「ホーンテッド世界一怖いお化け屋敷」

何だこれ?というのが見た後の感想。評価も低い人はとことん低い。 でも何だこれ?という感想は、面白くなかったわけではない。今まで入ったことのないお化け屋敷に入って、けっこうキャアキャア言って、出てきてから「何だこれ~(´▽`)」という感じ。 ホー…

エンターテインメント詰め込み過ぎで楽しい「バーフバリ」!

インド映画はダイジェストを1つしか見たことなくて、しかしその1つのダイジェストが壮絶に面白かったので、腹抱えて笑った。 その時のインパクトがあまりにも強かったので、インド映画=面白いという認識ができあがり、ぜひ見たいと思っていながら年月がたっ…

面白いけど、もったいない!「チャイルドプレイ」と「サスペクト薄氷の狂気」

面白くないか?と言われればそんなことは決してない。「なんじゃこれ…」という映画に比べたら、「面白い」部類にしっかりと入る。でも、何か物足りない…と感じた最近見た映画2本。 チャイルド・プレイ(字幕版) 発売日: 2019/11/20 メディア: Prime Video チ…

人生で見残さないでよかった「スキャナーズ」

知らずに数十年たってしまった映画。カナダの映画ということもあるかもしれないし、80年代初期という時代もあるかもしれない。なんせ、80年代は他に見るものが多すぎた。 スキャナーズ リストア版 (字幕版) メディア: Prime Video 浮浪者のベイルは、客の食…

ゾンビ映画は今見るとモヤモヤする

ナースの仕事を終えて主人公は帰宅する。家には旦那さんがいて、イチャつきながら次の連休の話なんかをする。ごく当たり前の日々の一日。 しかし直後、主人公の隣で旦那は血だらけになって絶命する。そして主人公を襲う凶器に変貌する。 ドーン・オブ・ザ・…